IEEE(The
Institute of
Electrical and
Electronics
Engineers, Inc.)
が
特許ポトフォーリオの強さを評価する"Patent
Power
Scorecards"と題された統計を発表しています。
この統計は毎年取られているものですが、2009年の統計によると、日本の企業が躍進を遂げているようです。
この統計は、各企業や団体が保持する米国特許数のみに焦点を当てるのではなく、特許が引用されている数にも焦点を当てることにより、イノベーションの各産業界への貢献度にも目を向けています。
IEEEの見解によると、2007年の統計においては319社のうち45社(14%)が日本企業であったのに対し、2009年の結果では323社のうち65社(20%)が日本企業となる伸びをみせています。
これまでと、同様、主に自動車・電機関係の日本企業の活躍が目立ちますが、2009年には化学および半導体分野での伸びが顕著になっています。
また、この統計は産業別に順位がだされていますが、中でも大学別の統計に大変革がおきています。2007年にはMIT,
Caltech, the
University of
California
system, Harvard,
Rice等の大御所が上位を占めていましたが、2009年の結果ではTexas,
California,
Central Florida,
Iowa State,
Washingtonが上位5位を塗り替えています。またイギリスのOxfordおよび韓国のPohang
Universityが18および19位にランクインしているのも興味深いところです。
IEEEはMicron
Technology
Inc.を第1位としていますが、彼等が発表している文章によると、MicronのR&D予算は$603
millionであり、大御所IBMの十分の一にもみたない額
であるとの事です。お金だけが良い特許を生むわけではない事を立証した興味深い統計ではないかと思います。
日本企業が躍進を遂げた背景には、昨今の経済状況により米国企業の特許出願数が激減した事が上げられるとする見解もみられますが、今後も日本企業/団体のポートフォリオの強度が増すよう、恵泉でも皆様のお役に立てるよう尽力できればと切に願っております。
IEEEの統計に興味のあるかたはこちらをご覧ください。